【プレスリリース】国内初、ニュージーランド教育導入型の幼稚舎併設オフィスを開設

国内初、ニュージーランド教育導入型の幼稚舎併設オフィスを開設

ポートフォリオやコーナー保育により個性を伸ばす教育「テファリキ」を実現

〜国家資格キャリアコンサルタントが常駐し、子育て女性の職業設計やキャリアも支援〜

 

 子育て女性のキャリア形成を支援する企業、株式会社peekaboo(所在地:広島県広島市、代表:小村 佳子、以下「peekaboo(ピーカブー)」)は、国内初となるニュージーランド教育を取り入れた幼稚舎併設オフィス「ピーカブーキャリアラボ」(広島市安佐南区八木、以下キャリラボ)を開設し、この度、本格的にスタートしたことをお知らせします。最大の特長は、世界中から注目を集めているニュージーランドの教育カリキュラム「テファリキ」を採用している点です。縦割り保育かつ少人数グループにて、約200平米の幼稚舎と園庭全体を活用し、広いワンフロアの部屋でコーナー保育をしながら、一人ひとりの主体性・個性を大事にした保育をしています。

 また、国家資格であるキャリアコンサルタント(※)を取得したアドバイザーが新たに常駐し、子育て女性の職業設計のサポートやビジネス研修を担います。

 

 

 

 

昨今、子育て支援策などは充実しつつある一方、実際には妊娠・出産を理由に「キャリアの断絶」が起こる女性も多く、いざ仕事へ復帰したいと思っていても、子どもの預け先の確保ができず断念するケースも少なくありません。

 

 peekabooは、働きたい子育て女性に保育園と仕事をセットして提供する「保育園併設オフィス」事業を行なっており、子育て女性のキャリア断絶の払拭を目指し、子どもの教育と子育て女性への仕事提供・キャリアサポートを行っています。これまでに広島県内に2拠点、さらに昨秋からスタートしたフランチャイズ事業により香川県内に1拠点を設置してきました。広島県内の拠点では、現在までに子育て女性約200名のキャリア創出と子どもの保育を行っています。

 

 この度オープンした「ピーカブーキャリアラボ」の特徴は2点あります。1点目は、1996年にニュージーランドで導入され、昨今世界中で注目を集める幼児教育カリキュラムである「テファリキ」を幼稚舎の教育基準として導入していることです。本カリキュラムでは、集団行動で同じ目標・同じレベルに向かって達成を目指す従来の日本教育とは異なり、子ども一人ひとりが自分のやりたいことや好きなことを選んで意思決定を行い、自主性をもって行動できるよう教育を行っています。これにより、子どもに主体性が身に付き、6歳までに子ども自身でやりたいことを見つける経験や集中力を養うことが目的です。本施設内の幼稚舎では、1月より既存の受け入れ園児に向けニュージーランド教育を提供してきましたが、この度新たな園児を受け入れ本格的にオープンすることになりました。

 ニュージーランド教育としては、常時10種以上の遊びから好きなものを子どもが選ぶ「コーナー保育」のほか、子どもと保護者・保育士が連携を図る「ポートフォリオ」を取り入れ、常時様々な独自プログラムを展開しています。家庭ではできないダイナミックな「造形」やバランスや体幹を鍛える「体操」、人の話を聞き思考を深める「哲学」の授業やブロックなど具体物を使い視覚と共に手足を動かすことで論理的思考を培う「体感学習」などを取り入れ、多様性を理解し子どもの個性を引き出す教育を展開しています。また全ての活動の土台には、一般社団法人日本キッズコーチング協会(東京都中央区)理事長竹内エリカ氏の考案のキッズコーチング(発達心理学・気質心理学・行動科学)を採用しています。

 

 2点目は、子育て女性のキャリア形成の支援を強化している点です。peekabooでは本施設開設に伴い、peekabooで働く子育て女性たちが、自分自身のキャリアや将来のありたい姿について、国家資格保有のキャリアコンサルタントとともに考える場を作り、子育てから手が離れた時に思いのままに社会復帰ができるように「キャリア事業」を立ち上げました。個別のキャリア相談のほか、妊娠・出産を機に仕事をやめた女性や社会人経験の少ない女性に対し、Excel研修やPowerPoint研修、ビジネスマナー研修など、本格的な社会復帰に必要となるビジネススキル研修を提供します。今後は、peekabooで働いていない子育て女性も利用できるサービスなども展開予定です。

※キャリアコンサルタントとは

平成28年より国家資格となった「キャリアコンサルタント」は名称独占資格とされ、登録のない者は、キャリアコンサルタントを名乗ることができません。現在、企業や大学、行政機関、人材派遣業界で活躍しています。転職やキャリアアップへの効果的な自己分析や面接指導などを行います。

 

 

■「peekaboo幼稚舎」におけるニュージーランド教育の取り組み事例

【ポートフォリオ】

一人一人の子どもの成長記録を記したポートフォリオを導入しています。これは、子どもひとりひとりが、今抱いている興味や関心を持っている姿・体験を記録していくものです。子どもや保護者がいつでも見られるようにしていて、「子ども・保育士・保護者」が三位一体となって子どもの育ちを共有しています。

【コーナー保育】

室内にコーナーがいつも設置してあり、子どもたちが自主的に遊びを選ぶことができる環境にしています。それぞれコーナーが区切ってあることで、集中して遊べる環境です。

▲遊びをコーナー毎に分け、園児が遊びに集中できる空間を設けています。

【マットタイム】

朝と給食前と帰りの会では、マットに座り、絵本を読んだり、歌を歌ったり、話を聞く時間としてメリハリをつけています。

▲マットタイムの様子。お話や歌などを行います。

【Show and tell】

自分の好きな物・好きなことを、みんなの前で発表をするshow and tell という取り組みをしています。自分の伝えたいことを、筋道を立てて言えることは、社会に出て必要な力であり、何より自分に自信をもてるようになることで自己肯定感が育ちます。

【集合の合図は音楽】

音楽が鳴ったら集まる合図であり、「あつまるよ」と言わなくても自然に集まれるようにしています。

【片付け方法】

音楽が鳴ったら全員で集まり、何を片付けるかを決めてからそれぞれ片付けを開始します。例えば、先生が「おままごとを片付けたい人」と言えば、園児は「はい(挙手)」と答え、先生が「どうぞ」と声かけをします。何を片づけるのかを自分で決め、自分から行動を促す方法です。

【園庭】

園庭は、あえて凸凹をたくさん作っていたり、課題のある遊具にしたり、集中して遊びこめる環境になっています。 

▲課題のある遊具や水や土などの感触を全身で体感できる工夫を施しています。

 

■「ピーカブーキャリアラボ」の概要

所在地:広島県広島市安佐南区八木1丁目20−14

幼稚舎定員:年少12名(現在7名),年中12名(現在7名),年長12名(現在3名)

 1階部分は幼稚舎で2階部分は子育て女性の働くオフィスとなっています。1階部分の幼稚舎では年少から年長までのお子様をひとりひとりの主体性・個性を大事にした縦割り保育をしています。また2階部分はオフィスでは、キャリア事業部以外に、会議室や研修スペースもあります。peekaboo幼稚舎を作るにあたり、ニュージーランドで「ほうかごEnglish」オンライン英会話スクールを運営されている奥村優子さんに、現地視察の際協力していただき、peekaboo幼稚舎でニュージーランド教育を取り入れることができました。

 

▲子育て女性たちがwebライティングの仕事を行なっているキャリアラボ2階オフィス部分 

 

特徴:

(1)ニュージーランド教育

「テファリキ」というニュージーランドの幼児教育カリキュラムを導入しています。テファリキとは、4つの原則と5つの要素から成り立っており、子どもが遊びを通して学ぶべきことはコミュニケーション手段だと考えられています。子ども同士が遊びを通して疑問解決や推理、自分なりの表現、共有の方法などを身につけ、集団生活の基礎固めをしていきます。また、子ども一人ひとりの観察日記「ポートフォリオ」を取り入れ、子どもの興味のあるものやできるようになったことを共有しています。子ども一人ひとりをしっかりと見守り、その子の得意なことや興味のあることをより伸ばしていくことを目的としています。

 

「テファリキ」4つの原則

  • Empowerment: 幼児教育で、学び成長する力を自ら身につけさせる
  • Holistic Development: 幼児教育は、個人としてではなく、全体の中で成長してく
  • Family and Community: 家族や幼稚舎、地域を巻き込む幼児教育を進めていく
  • Relationships: 子どもは相手や場所、物を通じて関係性を築いていく

「テファリキ」5つの要素

  • Well-being: 健康と幸福を大切にして育てる
  • Belongings: 子どもと家族、グループのなかで自分自身が所属感を感じられる
  • Contribution: 子ども一人ひとりの貢献に価値あり、全て平等に社会から必要とされている
  • Communication: 自分のことを理解し、相手の考えも受け入れる
  • Exploration: 自分から沢山の経験をして学ぶ

以前より交流のあるニュージーランド親子留学のサポートを行う奥村さんにも助言いただきました。

 

<kiki Communications Ltd. 代表 奥村 優子 氏 プロフィール>

ニュージーランド・オークランド在住。オークランドで起業し、現在オンラインスクール「ほうかごEnglish」を運営するkiki Communications Ltd.の代表。 ニュージーランドにて5歳からの親子留学や11歳以上を対象とした子ども単身留学のサポートも行う。海外でスクールの運営、留学生の受け入れをしながら子育てをこなす子育て女性のひとり。

 

<一般社団法人日本キッズコーチング協会 理事長 竹内 エリカ氏プロフィール>

幼児教育者、2児の母

お茶の水女子大学大学院人文科学研究科修士課程修了。20年にわたって子どもの心理、教育、育成について研究し、これまで約15,000人、子どもから大学生を指導してきた。発達支援では多動症・不登校の克服、運動指導では全国規模の大会で第1位他、14賞のコーチ実績がある。「あそび学」を専門にし、あそびによる発達診断、プレイセラピー、運動支援プログラムの研究開発・執筆に携わり、国内外での研究発表などにも参加する。保育・幼児教育関係者への講演活動なども精力的に行う。結婚・出産をきっかけに子どもの育成と母親への支援を目的として一般財団法人日本キッズコーチング協会を設立。コンピテンス心理学・気質心理学・行動科学をベースに、0歳から6歳までの子どもの認知特性を活かした指導法キッズコーチング法を考案、実践する。元気の天才を育成する」を合言葉にキッズコーチング資格認定・執筆講演活動・支援プログラムの開発・幼児教室の運営を中心に活動している。「竹内エリカのわくわく子育てカフェ」ラジオパーソナリティでもある。

「一生を決める0歳から6歳までの育て方」シリーズほかアジア5カ国で翻訳。61冊25万部

 

 

(2)peekabooの「キャリア事業」について

国家資格であるキャリアコンサルタントを取得した従業員がキャリアラボに常駐し、子育て女性が抱えている悩みを様々な角度から分析しアドバイスを行います。将来の自分がどうありたいかを見つける場として、アドバイザーが相談者とともに将来像に向けて今をどう生きるかを考え、キャリア形成のサポートを行います。個別のキャリア相談だけでなく、ExcelやPowerPointなど社会で必要なビジネススキルを身に付ける研修なども随時開催予定です。

キャリアコンサルタント:松田美保

前職は事務系の仕事を正社員で9年間勤務し、転勤のない仕事を探していたところ、peekabooに出会う。文章作成が好きなため、WEBライティングの仕事に興味があり、併設の保育園もあることから入社。現在peekabooの取締役を務めながら、3児の子どもを育てている。

 

 

■教育者側からの声

【ニュージーランド教育について、日本の教育との差は何だと思いますか?】

(ピーカブーキャリアラボ peekaboo幼稚舎 園長 田上 恵 氏、以下「田上園長」 

日本の教育と比べると、ニュージーランド教育では子どもの主体性を重んじる教育が徹底されています。年齢によっての定員数や保育士の人数もそうですが、子どもがその時やりたいことをさせてあげられる環境や子どもの個性を引き出すことが出来る環境が整っています。日本は、年少以上になると1クラスの人数が多くなり、集団で一つのことを取り組むことが多く、集団から外れないように教育されているため、そこが大きな違いです。

 

(ピーカブーキャリアラボ peekaboo幼稚舎 主任 末本千恵氏生、以下「末本先生」)

ニュージーランド教育は、主体性や自発性をとても大事にしており、子どもたちが自ら考え、行動したり発言したりすることが多いです。子どもたちが主体となって遊びを展開し、やりたいことをとことん追求できる時間が多く確保されています。例えば、虫を見つけて”観察したい!”となれば、その子が観察している時間を大事に、絵を描きたい子はとことん描く時間がある、外で遊びたい子はとことん外遊びの時間がある、ということです。自分がしたい遊びをとことん飽きるまで遊び込めることがニュージーランド教育の特徴だと感じます。

日本では先生主体の保育、いわゆる「一斉保育」が多く、先生の言うこと・やることをみんなで行います。カリキュラムもびっしり組まれており、先生たちは時間との戦いです。一見、“話を聞くよい子“”きちんと先生の言うことを聞くよい子“のように思えますが、子どもたちの意思や主体性、自らがやりたい意欲を持って活動することが少なくなります。また、子どもたちが何かにのめりこみそうになっても次の活動に移ってしまい、先生が「またあとでね」「もう片付けようね」と終わらせざるを得ないので、そこで子どもたちの意欲や集中力が止まってしまいます。

一斉保育と自由保育のバランスを大事にしながら、子どもたちがのびのび過ごすことができる環境づくりを行うことが重要大事だと思います。

 

 

【子どもの変化・親の変化はありますか?】

(田上園長) 

 「show and tell(自分の好きな物を紹介する取り組み)」で発表をしていくことで、子どもたちの言語力や考える力がついたと感じます。うまく言葉を繋げず、言葉がつまる経験を重ねることで、どう話したら伝わるか、どう文章を繋げたらよいかを子ども自身が学んでいます。また、人前で話したいことを発表できたという自信がつき、発言することが楽しくなっていると感じています。さらに、一つのことに時間をかけてじっくり取り組んだり、「ブロックで○○を作ったら粘土で遊んで園庭に行く!」と計画を立てて遊んだり、自分の世界に入り込んで遊んでいたりと、子どもの心の充実感が全然違うと実感しています。けんかやトラブルも少なくなり、自分がやりたいことをとことんできる環境のため、子どもたちが常に生き生きとしていて、意欲に満ち溢れています。保護者の方からも、「とにかく園で遊ぶことを毎日楽しみにしている」「家でもじっくり遊べるようになった」「色々なことにチャレンジするようになった」「たくさん話をしてくれるようになった」という声をいただいています。ポートフォリオは、子どもたちやお母さんと見ることで、子どもの自己肯定感が高まり、子ども・保護者・保育士みんなを認め合える素敵な時間となっています。

 

(末本先生)

遊ぶ時間をしっかり確保できるので、とことん遊びに集中してのめりこむことができる。

子どもたちの遊びに対する意欲「これやってみたい」「これはどうなんだろう」と思うことも最後までやり切る事ができるため、幼稚園に行くのが楽しくなっている。

遊びを自分たちで見つけることができるため、自然のなかでも、自分たちで遊びを展開することができる。保護者の方には、発表会で行った「show and tell」を通して、自分のことをみんなの前で話すというスピーチ能力が育っていると喜ばれました。

 

 

■利用する子育て女性の声

【peekaboo幼稚舎のどんなところに魅力を感じて入園しましたか?】

まずは、しっかりとした理念があるところです。

自己肯定感、という初めて知る言葉もとても共感できるものでした。

何よりも、先生方がとても楽しそうにお話される姿を見て、

ここの幼稚園に私も通いたかったな…と思ったのを覚えています。

次に、開園している時間も魅力です。

預かり保育(無料!)も入れると、8:45~18:30まで開いています。

お迎え時間が気になると仕事に集中できなくなるのですが、

時間を気にせずフルタイムで働くことができるなんて嬉しいと思い、入園を決めました。

 

【子どもの変化はありましたか?】

人前では緊張してか、みんなで遊ぶ時間でも、泣いたり壁にくっついたりして

あまり進んでやりたがらなかった息子ですが、幼稚園入園から3か月後には、大きな声で積極的に遊びに参加する姿を目撃しました!

家での様子は変わらないので、運動会や発表会でその姿を見た家族も本当に驚いていました。

先生方に、きっと息子のいいところをくすぐりつつ、見守ってもらったからだと思います。

 

 

【peekaboo幼稚舎のどんなところに魅力を感じて入園しましたか?】

・子ども一人ひとりの個性や気質に合わせて、子供の意思を尊重した保育をしてくれるところ

・自己肯定感を高める保育を実施してくれるところ

・造形、料理、遠足、体操、公園遊び、川遊びなど魅力的な体験をたくさんできるところ

・先生1人あたりの子供の数が少なく、目が行き届いているところ

・ネイティブの英語の先生と触れ合うことで異文化に接することができるところ

・会社に隣接しているため送迎時間に無駄のないところ

 

【子どもの変化はありますか?】

・毎日とても楽しそう

・細かく指図するのではなく、次の行動を促す声かけで正しい行動できるようになった

・できないと思っていることも少しずつ挑戦するようになった

・人前で頑張って話(発表)ができるようになった

・幼稚園で得た体験や知ったこと、感じたことをたくさん話してくれるようになった

 

 

詳しくはこちら

 

 

 

ピーカブーについてのご質問・お問い合わせなどは、お気軽にどうぞ。

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