【ニュースレター】<広島在住の子育て世代に聞いた> 「新型コロナウイルスワクチンはもう接種しましたか?」緊急調査アンケートを実施

 

<広島在住の子育て世代に聞いた>

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「新型コロナウイルスワクチンはもう接種しましたか?」

緊急調査アンケートを実施

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◆調査背景

2020年より全世界で感染拡大し今も収束が見えない新型コロナウイルス。広島でもついに接種可能なすべての年齢で新型コロナウイルスワクチンの接種ができるようになりました。

そこで、株式会社peekabooが運営するひろしま子育て情報サイト「pikabu」では、子育て中の世代が抱えるワクチン接種についての不安や期待、本音などを調査しました。また、コロナ禍で出産した人の苦労や、家で過ごす時間が増えたことによる家族の暮らしの変化についても併せて聞きました。

本調査では広島県在住の20歳~54歳までの子育て中の男女147名に調査を行っています。

 

 

◆調査トピックス

◇ワクチン接種、もうした?していない?            

◇ワクチン接種をしない・迷う理由とは             

◇長引くコロナ禍の暮らしで家庭や家族の在り方はどう変わった? 

◇新型コロナウイルスワクチン接種についてはいろいろな考えがある

 

 

◇ワクチン接種、もうした?していない?

Q1.【あなたは、新型コロナウイルスのワクチンを接種もしくは予約しましたか?】

「接種した」「予約した」「これから予約する予定」と答えた人は全体の66%でした。

その一方で、「まだ迷っている」「するつもりはない」と答えた人は32%に上り、必ずしも接種したい・接種すると考えている人が圧倒的多数ではないということがわかります。

 

 

Q2.12歳~15歳のお子さんがいる方へ。お子さんは新型コロナウイルスワクチンを接種、もしくは予約しましたか?】

子供への新型コロナウイルスワクチンを「接種するつもりはない」「まだ迷っている」という答えが54%となり、ここでは、親世代とは逆転したアンケート結果となりました。

 

 

Q3.【その選択は、お子さん本人が希望しましたか?】

また、子供へのワクチン接種の選択は誰がしたのかを聞くと、「本人が希望した」「本人も親も希望した」と答える人の割合が半数以上でした。子供が自分の意志でワクチン接種するかしないかを考え、親も子供の意見を尊重していることがわかります。

 

 

◇ワクチン接種をしない・迷う理由とは

Q4.【新型コロナウイルスワクチンを接種するつもりはない・まだ迷っていると答えた方へ その理由を教えてください】

・副反応についての確かな情報が少なく不安

・接種後に亡くなった人もいる中、まだ前向きになれない。でもワクチンを打てば重症化率が下がるのもわかるが迷っている

・作られて数年のワクチンで、治験も終わっていないエビデンスの浅い新薬だから

・シングルマザーなので、副反応で死亡や重症だった場合を考えると、コロナに罹患する以上にリスクと感じるため

・本人(子供)が不安に思っているため 将来なにかあったら不安なため

ワクチンを接種しないことを選択した、まだ迷いがあるという人の理由として「副反応への怖さ」「副反応に対する情報の少なさ」を挙げる回答が多く見られました。また、因果関係は明らかになってはいないものの、ワクチン接種後の死亡事例の報道を不安視する声もあるようです。

 

 

Q5.【新型コロナウイルスワクチン接種について、行政や社会に対し、こうしてほしい、こうだったらいいのに、ということはありますか?【複数回答可】

全国的にワクチン接種を早急に進めてほしいという回答が半数近くありました。一方で、40%にも達した「その他」の意見の中には、ワクチン接種の義務化を反対する声が多いのも事実です。ワクチンだけが議論となっている社会を見て、ワクチンより特効薬を開発・研究してほしいという声もあります。

行政や社会に対しての意見としてほかには、

  • 予約体制が脆弱なため強化してほしい
  • ワクチンの接種できる病院の提示をネットでしてほしい
  • 副反応についての情報をもっと発信してほしい
  • データに基づいた公平な報道をしてほしい

などの声も寄せられました。ワクチンに対する情報が公平さに欠けていること、副反応の情報が少ないなど、接種をしない・迷う理由にもつながる意見が見られました。

 

 

◇長引くコロナ禍の暮らしで家庭や家族の在り方はどう変わった?

ここからは、1年以上に渡るコロナ禍で家族の暮らしはどう変わったかを調査しました。

Q6.【コロナ禍でお子さんを産んだ方、現在妊娠中の方に伺います】

お子さんにしてあげたくてもできないこと、できなかったことはありますか?(複数回答可)】

コロナ禍での出産を経験した人の回答で多かったのが、立ち合い出産ができなかったことでした。また、新型コロナウイルスへの不安から実家への帰省もできなかったという回答もありました。

同じく「今できなくて困っていること」や「こんなことができればいいのに」ということが他にはあるかという質問について

  • 行政がやっているキッズスペースが閉鎖となり、上の子の遊ぶ機会が減っている
  • エコーしているところを夫や上の子に見せられない、上の子に立ち会いさせてあげられない
  • 妊婦検診の行き帰りの電車が混んでいて感染が怖く、なのでタクシー利用。タクシー代が苦しい
  • 保育園見学に行けない
  • ほかの赤ちゃんたちとの交流ができない
  • 出産後に授乳以外は面会もできなくてつらかった
  • マスク生活が当たり前になり、残る写真がマスク姿ばかりで悲しい

こうした意見がありました。コロナウイルスが感染拡大するまでは当たり前にできていた妊娠中の定期検診の立ち会いや出産後入院中の面会、産後赤ちゃんを連れてお出かけや両親・義理の両親に会いに行くことが制限されてしまい、不便や寂しさを感じる人が多いようです。家族の写真がマスク姿ばかりで悲しいという意見が印象に残ります。

 

 

Q7.【新型コロナウイルスの流行で、家族が自宅で過ごす時間が増えました。夫婦関係に変化はありましたか?】

家族が過ごす時間が増えても、夫婦関係には変化がないという回答が70%を超えました。一方で、仲が良くなった・悪くなったという回答について、その理由を詳しく聞いてみました。

【仲が悪くなったと答えた人】

  • 家にいてもすることがなく、お互いにイライラするようになった
  • 衝突することが増えた
  • 適度な距離感が保ちにくくなった
  • 家にいるのに、夫が家事を手伝わなかったりするとイライラして嫌な空気が流れる
  • 夫がテレワークで家にいることが多くなり、家の散らかり具合や家事の仕方に口を出すようになった

 

【仲が良くなったと答えた人】

  • 会話が増えた
  • 実家、義理実家の協力が極端に減り、夫婦の協力なしには生活できなくなったことがかえってよかった
  • 一緒にいる時間が増えたから、喧嘩をしてもすぐに話し合いができている
  • 夫がテレワークをしやすくなり、妊婦中だった私にはとても助かることが多かった
  • コロナで大変なのがわかっているので、今まで以上にお互いに気を遣えるようになった。

 

広島県内でもコロナウイルスの感染拡大防止観点からテレワークを取り入れる会社が増えたこともあり、家の中に常に誰かがいるという状況は、家事の負担増加や夫婦の距離感の変化へとつながるのかもしれません。一方で、一緒にいる時間が増えることによって、喧嘩をしても話し合いができることや、お互いを思いやる気持ちになったという、コロナウイルスの影響をマイナスだけでなく前向きに捉える回答もありました。

 

 

調査結果まとめ

株式会社peekaboo ひろしま子育て情報サイト「pikabu」編集長より

◇新型コロナウイルスワクチン接種についてはいろいろな考えがある

今回のアンケート調査は、ワクチン接種への意見はさまざまだと、強く実感する結果となりました。広島の子育て世代の多くが自分自身で考え、ときに家族で話し合い「接種する・しない」をしっかり意志を持って選択しているようです。

また、ワクチンハラスメントを危ぶむ声や、「ワクチン議論より特効薬の開発を」という意見、そして、「そもそも情報が確かなのか」という指摘など、冷静に状況を見つめる回答が多いのも印象的でした。どの意見も尊重できるよう、さまざまな声に耳を傾ける必要性を改めて考えさせられます。

一方で、新型コロナウイルス感染拡大により、家族で過ごす時間が大幅に増えました。夫婦仲に関しては、「変わらない」が最も多く、「良くなった」という意見が「悪くなった」を上回ったのは、少しホッとする結果ではないでしょうか。ときに家族と新型コロナウイルスについて話し合い、未知のものへの不安を共有すれば、お互いの気持ちが和らぐこともあるかと思います。

一日も早い新型コロナウイルス感染の収束を願うのは、誰もが同じです。今現在、医療の最前線で戦う医療従事者、研究者の方々に、感謝を。そして、意見が異なる人同士でも、互いを尊重しながら、コロナ禍を乗り切っていけたらと願います。

今後もpeekabooでは、広島子育て世代のリアルな声を集めた調査を行ってまいります。

 

 

【調査概要】

調査名 :<広島在住の子育て世代に聞いた>新型コロナウイルスワクチン接種への不安 緊急調査アンケート(2021年)

調査対象 : 広島県在住の20歳~54歳の子育て中の男女

調査期間 : 2021年8月25日~29日

調査方法 : インターネット調査

有効回答数 : 147

※回答率(%)は小数点第2位を四捨五入し、小数点第1位までを表示しています。

このため、合計数値は必ずしも100%とはならない場合があります。

 

 

 

◆本件に関するお問い合わせ◆

株式会社peekaboo

広報 大上 真実

tel:082-244-3511 mobile:080-6345-2881

 Mail:pr-dss@creativelab.co.jp

 

 

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